展示概要

Event

アジール・フロッタン再生展

ー浮かぶ避難所 ル・コルビュジエが見た争乱・難民・抵抗ー

知られざるル・コルビュジエのプロジェクトが、パリのセーヌ川に浮かんでいる。
救世軍の依頼により設計し、船を改造した「アジール・フロッタン」(浮かぶ避難所)だ。これは第一次世界大戦の混乱によって生じた難民を収容すべく、1929年に完成したものである。もともと鉄ではなく、コンクリート造の石炭を運ぶ船だったが、箱型の船体に柱と屋根・水平窓を増築し、船が建築としてリノベーションされた。客船を近代建築の理想的なモデルと考えていたル・コルビュジエが、ここでは船をモダニズム建築に改造したのである。アジール・フロッタンは、今もノートルダム大聖堂から上流1キロの左岸に係留されているが、老朽化により建築としての機能を失っていた。しかし、2006年からミシェル・カンタル=デュパール氏ら5名の有志によって修復工事を実施、さらに来春に日本から桟橋を寄贈し、2018年からギャラリー機能をもった建築として再生される。この新しい船出を祝して、ル・コルビュジエ財団から提供された完成当時の資料、設計のスタディ、現在の写真・映像、模型などを用いて、アジール・フロッタンを紹介する。

五十嵐 太郎 (建築史・建築評論家/東北大学大学院教授)

©Fondation Le Corbusier

 
 

12/14(木)〜17(日)|12/20(水)〜24(日)
アジール・フロッタン再生展

10:00~17:00(最終入場は16:00) 入場無料 

 

会場|やまぎん史料館

トークイベント

 

12/16(土)14:00~15:00 参加無料

『コルビュジエから学ぶこと』

岡本一真(建築家)

12/17(日)14:00~15:30 参加無料

『歴史遺産としてのアジール・フロッタン』

遠藤秀平
(建築家・神戸大学教授)
×
中川明子
(徳山工業高等専門学校准教授)
×
千代章一郎
(広島大学准教授)

12/23(土)14:00~15:30 参加無料

『アジール・フロッタンが問いかけるもの』

遠藤秀平
(建築家・神戸大学教授)
×
内田文雄
(建築家・山口大学大学院教授)
×
辰巳明久
(京都市立芸術大学教授)

ワークショップ

 

12/24(日)14:00~16:00 参加無料

『ル・コルビュジエって誰でしょう??』

コルビュジエ作品の1/100模型の制作体験
対象|小中学生とその保護者 定員|40名

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遠藤 秀平/ENDO SHUHEI

(建築家/神戸大学大学院教授)
1960年 滋賀県生まれ
1986年 京都市立芸術大学大学院修了
1988年 遠藤秀平建築研究所設立
2004年 ザルツブルグサマーアカデミー教授
2007年~神戸大学大学院教授
2012年~東北大学(瀋陽)客員教授
2013年~天津大学客員教授
 
[主な受賞歴]
1993年 アンドレア・パラディオ国際建築賞(イタリア)
2000年 第7回ヴェネツィアビエンナーレサードミレニアムコンペ金獅子賞(イタリア)
2003年 芸術選奨文部科学大臣新人賞(日本)
2004年 第9回ヴェネツィアビエンナーレ 金獅子特別賞(イタリア)
2007年 アルカシア建築賞ゴールドメダル(スリランカ)
2011年 IOC/IAKS Award 2011 (ドイツ)
2012年 日本建築家協会賞 公共建築賞

アジール・フロッタン再生展

場所:やまぎん史料館

※無断での写真の複写・複製・転載を禁じます。
写真提供:株式会社遠藤秀平建築研究所/ル・コルビュジエ財団より

1929

2017